この本はアメリカの神経心理学者リック・ハンソン博士が書いた、幸せに日々をおくるための指南書?です。
博士によると、人間の脳というのは 「ネガティビティ・バイアス」と呼ばれるポジティブな体験よりもネガティブな体験のほうが記憶に残りやすい特性 があって、悪い体験はマジックテープのように吸い付け、良い体験はテフロン加工のようにはじき返すそうです。
生物がこの世に誕生して以来、生き残るためには良い体験より悪い体験の方が役に立って、悪い体験を吸収したヤツが生き残ってきたから、生き残りであるわれら人類は悪い体験を優先的に記憶に残す特性を持っているということらしいです。
しかし、現代においては生存環境がそれほど厳しいわけではないし、人工的に作りこまれた自然とは程遠い環境の中で人間は生きているわけで、この悪いことを優先的に取り込む「ネガティビティ・バイアス」という特性は、人間の幸せに寄与するというよりむしろ人間を苦しめる原因にもなっていると言えるでしょう。
で、リック・ハンソン博士は「HEAL」という簡単な訓練をすることで、良いことを取り込み悪いことを上書きする特性を身につけることができるというのです。
脳(神経)というのは繰り返し同じ部位を使って刺激していると、そこのニューロンが発達して新しい特性を身につけることができるそうで、「HEAL」という訓練を続けていれば幸せになれますよということらしいです。
私は幸せになりたいので毎日「HEAL」をやってます。
リック・ハンソン博士の本にはほかに名著と言われている「ブッダの脳」がありますが、残念ながらこれは廃刊になってしまいました。人気のある本ですのでアマゾンの中古市場で定価1,800円の本が5,000~15,000円で売られています。
ブッダの脳


